2024年を迎え最初の登山をくじゅう中岳へ朝駆けに決める。
年末年始を自宅でゆっくり過ごし4日から出勤。1月のスケジュールを確認すると土日連続の空きが6日~8日しかないため、急遽、九重ヒュッテに確認すると部屋に空きがあるため予約を入れて相棒と新年登山でくじゅうに出かける。
6日(土)夕方にヒュッテに到着し素泊まりで宿泊する。5時間ほど仮眠して3時30分に牧ノ戸登山口を出発。起床後に空を確認すると満天の星空だったが、今は薄いガスが流れ星があまり見えない。
登山道は雪が解けた後凍り付いてアイスバーン状態のためアイゼンを装着し山頂を目指す。
沓掛山に着き久住山方面を確認するとガスで稜線が見えない。登山前の山の天気「てんくら」では登山指数は「C」でガスが切れることを期待しながら足を進める。扇ヶ鼻分岐の通過は思っていたとおりの時間で汗をかかず順調にきている。西千里ヶ浜に入ると西からの風が強く背中を押される感じで足が動く。
久住山避難小屋に着くと人の姿は無く防寒対策をして池の小屋に向かう。久住分れに入ると一段と風が強くなり吹き飛ばされそうになりながら何とか御池を過ぎ池の小屋に到着。ここで天気の状況確認と日の出までの時間調整を行う。少し明るくなってきたためガスは切れないが強風の中、中岳に向かう。
7時過ぎに中岳に登頂。気温はマイナス10℃で台風並みの風が吹き荒れている。日の出まで20分程でガスが切れることを願いながら強風を避けて撮影準備を行う。すると日の出時刻に東の空のガスが少し切れて青空が見え隠れしてきた。期待していた光景が現れてきたのでくじゅうの神様に感謝する。池の小屋の神棚に新年の祝詞をあげたご褒美と心から思う。
ここから時折顔を出す太陽を見逃さないように強風に耐えながら日の出を十分楽しむことができた。今回の朝駆けは他に登山者は無くて前夜から九重ヒュッテで一緒だった伊藤さんと3人だけのご来光登山になった。
下山後の夜は、九重ヒュッテで一緒に忘年会をした鬼丸さんが奥様を同行されたので同じテーブルで新年会をさせていただき楽しい一夜となった。
また今年も愛するくじゅうで楽しく過ごせますように…
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