秋の紅葉も終わりくじゅうは灰色の世界になっている。もう冬を待つばかりで霧氷が出るのを期待して中岳に朝駆けを行なう。
23時前に牧ノ戸に到着し仮眠を少しとって出発することにする。今回は、山友のSさんと一緒だが歩行ペースが違うため待ち合わせ場所を決めて先に行ってもらうことにする。
3時12分に満点の星空の中、牧ノ戸登山口を出発。今回は、膝に不安を抱えての登山となるため慎重に歩くことにする。
気温は13℃と高いため霧氷は期待できない。東屋に着くと三俣山上空に下弦の月が昇っていてこの三日月を観ながら足を進める。
扇ヶ鼻分岐を1時間20分で通過し、西千里ヶ浜に入ると薄いガスが流れてきた。空を見上げて月を見ると朧月で何とか濃霧の心配は無さそうだ。
久住山避難小屋をスルーし御池に向かう。御池に着き月のリフレを撮ろうとするが角度が合わず断念し月と湖面の撮影で終わる。日の出が近づいて来たためSさんの呼びかけで中岳に向かい釣り尾根に上がると東側の下界は雲海で何も見えない。慌てて中岳に急ぐ。
登頂すると雲海は素晴らしいが上空に雲が全く無いため絵になりそうにない。それでも十分楽しめる景色に満足しながらシャッターを押し続けた朝駆けだった。
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