今年のくじゅうのミヤマキリシマはシャクトリムシの被害で壊滅的な状況となっている。このため前から気になっていた阿蘇山へ朝駆けを計画する。
夕方、仙酔峡に着くとミヤマキリシマの開花も終わり夏模様の景色となっている。
仮眠して22時30分に登山開始。空を見上げると薄雲が流れ星が見え隠れしている。アスファルトの登山道を歩き火口東展望所に向かう。
火口東展望所に着いても相変わらずガスに覆われて視界が利かず楽しみにしていた撮影を諦め中岳に足を進める。
1時5分に中岳に登頂。相変わらずガスに覆われているが時折星が顔を出してくれる。期待が持てそうだ。阿蘇市内の夜景は素晴らしくガスが切れることを願って強風の中我慢の時間が過ぎてゆく。そうしていると火口が見え隠れしてきたためカメラを取り出しガスとの戦いの中、結構撮影を楽しむことが出来た。
日の出は高岳に向かい広々とした山頂で清々しい朝を迎えた。下山は半月前の仙酔尾根の滑落事故の現場に遭遇したため、回避して同じ火口東展望所コースを下ることにした。
今回、初めて阿蘇山に朝駆けしたが強風とガスに悩まされながらも楽しい時間を過ごすことが出来た。事前に阿蘇神社へ参拝したご利益があった様だ。
【登山コース】
仙酔峡登山口(22:30)→〈火口東展望所ルート〉→ロープウェイ跡(23:39)→火口東展望所(00:00-00:33)→中岳(01:05-04:31)→高岳(4:44-5:56)→中岳(6:10-6:27)→火口東展望所(06:52-06:55)→ロープウェイ跡(07:04)→〈火口東展望所ルート〉→仙酔峡登山口(07:55)
コメントをお書きください