くじゅうの麓では石楠花の開花も終わり登山者の数も少ない5月中旬、天狗ケ城に朝駆けを計画する。
山友のSさんと連絡を取り合いながらSさんより1時間遅れの2時に牧ノ戸登山口を出発。気温は3℃でまだまだ冬を感じさせる朝駆けになる。空は満月前で明るく月と星空を見上げながら天狗ケ城を目指す。
途中、月を入れた風景を撮るつもりでいたが月の入り前のオレンジ色になる前に雲に隠れてしまった。
日の出が5時過ぎと早いため出発が遅くなり急ごうとするが前日の阿蘇登山の影響か足が前に進まない。
大好きな西千里ヶ浜に入ると久住山の輪郭がハッキリと見え良い朝駆けになることが期待できる。
何とか日の出30分前の4時30分過ぎに天狗ケ城に登頂。先行のSさんは一番いい場所に三脚を構えてある。Sさんに挨拶を済ませ撮影ポイントを探すが他に数名の登山者が居て良い撮影ポイントが無いため夏のポイントに三脚を立てる。日の出方面は既に焼け始めているため急いで撮影準備を済ませると寒さに気づいて防寒対策を行なう。確認すると山頂の気温は0℃になっている。これから日の出まで何とか焼けてくれた東の空の移ろいを楽しみながら撮影することが出来た。今回もくじゅうの神様に感謝しながらの下山となった。
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