阿蘇山(中岳・高岳・高岳東峰)登山

  阿蘇山の噴火警戒レベルが久しぶりに1に引き下げられているため、火口状況の確認と天狗の舞台付近のミヤマキリシマの開花状態を確認をするため仙酔峡より登ることにする。

 登山口を9時30分に出発。ルートは時計と逆回りで火口東展望所ルートに決める。天気は曇りで昼から晴れの予報となっているため中岳で火口が見れることを期待しながらの登山となる。

 出発して仙酔峡付近のミヤマキリシマを確認すると既に見頃を過ぎている。展望所までのアスファルトの登山道をただひたすら足を進める。

 火口東展望所に着いても出発当初から山頂付近に立ち込めるガスが全く切れない。仕方なく中岳山頂へ足を向ける。

 登山開始から1時間40分で中岳に登頂。相変わらずガスが切れない。暫く山頂で待機するが状況が変わらないため高岳へ向かうことにする。5分程歩いていると一瞬ガスが切れ回りの風景が見えたため山頂に戻りかけると直ぐにガスに覆われてしまった。

 11時40分に高岳に登頂。山頂には10数名の登山者が休憩中でここで昼食タイムとする。回りの状況は全く変わらずガスの中だ。

 昼食を終えガスの中、高岳東峰へ向かう。ミヤマキリシマの開花状況を確認すると木には葉が無く茶色がかっている。多分、尺取虫にやられている様だ(残念!!)天狗の舞台の上に立つがガスで眺望が利かず残念な結果となった。ここでの休憩を諦め下山することにする。

 下山は仙酔尾根にして3合目近くにさしかかると4名の下山者の中に滑落者が横たわってあり状況を確認して登山口に急ぐ。下山後、消防隊員に状況と滑落場所を知らせ担架による救助は無理だと進言し救急ヘリを要請する。その後、救急ヘリが到着し滑落者を運んで行った。滑落者の方は意識があり救急ヘリで何とか運ばれたため一安心の一日となった。

 今回は、改めて山岳保険の加入と登山中のスマホでの位置情報の解放をする必要性を感じた。(自分は当然しているが…)

 

【登山コース】

仙酔峡登山口(9:30)→〈火口東展望所ルート〉→ロープウェイ跡(10:26)→火口東展望所(10:10-10:44)→中岳(11:09-11:22)→高岳(11:38-12:11)→高岳東峰(12:30-12:40)→仙酔尾根分岐(12:55)→〈仙酔尾根ルート〉→仙酔峡登山口(15:00)