春の井原山花巡り ２０２２

　春の山野草を求めて井原山に出かけることにする。最近、くじゅうばかり足を向けていたので久しぶりに春の花を愛でる登山になる。

　９時１５分に首からカメラを提げて水無登山口を出発。水無谷に入ると早速ニリンソウが出迎えてくれた。ここから何種類の山野草で出会えるか楽しみだ。

　登山道には沢山の花が咲き乱れ違う花に出会う度に足が止まるため一向に足が進まない。今日はこれが目的のため時間をたっぷり使うことになる。

　今年はイチリンソウの開花が早く既に満開の時期を迎えているように感じる。

　天気予報は晴れの予定だが曇り空で風があり冷え込んでいるためイチリンソウもニリンソウも花が十分に開いていない。この撮影は下山時にすることにする。

　花を撮影していると次から次へと登山者が通り過ぎてゆく。山頂に着く頃は登山者で相当賑わっていることと思いながらゆっくり足を進める。

　急登を登りきって縦走路水無分岐手前に近づくと大勢の声が聞こえてきた。コバノミツバツツジの開花予報をしているみたいだ。ここからはスミレが現れてくるため何種類撮れるか楽しみだ。

　登頂すると大勢の登山者が風を避けながら休憩中で標識を撮影後、オキナグサの確認に行くと例年どおり２株夜露に濡れて花を咲かせていてくれた。ここで花を眺めながら昼食を摂る。

　一息ついて山頂に戻り記念撮影後、いつものとおり時計回りで下山することにする。水無尾根ルートから水無分岐間の尾根は沢筋と違った花が咲いている。ここでも例年どおりいつもの場所に期待していたとおりそれぞれ花が待っていてくれた。

　水無分岐に戻ると午前中に閉じていた花が陽を浴びて予定どおり開いている。ここからは決めていたポイントで撮影を楽しみながら下山することが出来た。今日は、色々な花を見せてくれた井原山に感謝し水無谷を後にした。