扇ヶ鼻朝駆け

 

 世の中は新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が行われている。2週間前に3連休を取ってくじゅう登山を計画していたが緊急事態宣言発令直後だったため、じっと3日間自宅に籠っていた。

 

 今回は、三密を避けることを前提にくじゅう行きを決める。

 

 牧ノ戸駐車場に4時30分前に着くと駐車場に3台の車が止まっている。気温はマイナス10℃で風があり尚更寒く感じる。4時45分に牧ノ戸登山口を出発。登山道に雪はあるがアイゼンを装着する必要は無さそうだ。

 

 目的地が扇ヶ鼻のため、風よけの場所も無いため汗をかかない様にゆっくりペースで足を進める。

 沓掛山頂に着くと前方に2名のヘッドライトの明かりが確認できる。

 予定どおり日の出の1時間前に扇ヶ鼻東端に到着。久住山方面を見るとガスで覆われて全く見えない。まず風が強いため防寒対策を済ませ撮影準備を行ない撮影ポイントを探す。日の出が近づいてくると日の出の位置が思っていたより左側の様で久住山に隠れるため慌ててカメラと三脚を持って扇ヶ鼻山頂方面に移動する。

 

 バタバタしている間にガスも切れて盟主久住山が姿を現し絶好の撮影環境となった。日の出はピーカン状態だが良い構図が取れ満足できるものとなった。また後方には満月(ウルフムーン)が有り美しい光景を見せてくれた。

 今回は、扇ヶ鼻を独り占めすることが出来た上に満足出来る雪景色を見せてくれたくじゅうに感謝!!前回と前々回は撃沈の山行となっていたため喜びも倍増となった。