阿蘇砂千里ヶ浜夜景

 久し振りに阿蘇に入ることになった。Nさんに誘われて夜の砂千里ヶ浜に向かう。

 

 日の入り前に草千里に到着すると既にSさんは待機中で合流後、しばらく展望台で日の入りを待つことにする。

 

 星が見えだして砂千里ヶ浜の駐車場に車を走らせる。駐車場に着くと廻りは真っ暗で横風が強く寒さが増している中、撮影準備を済ませ砂千里ヶ浜に足を向ける。

 

 舗装道路から木道に入ると中岳から時折強い硫黄の匂いが鼻に突く。真っ暗な中、薄いガスに包まれながら砂漠の様な中岳への登山道を進む。

 

 Sさんが考えていた撮影ポイントに着くとオリオン座が東の空から登ってきた。横殴りの粉雪を避けながら撮影出来る場所を探す。撮影場所を決めSさんより星景写真の撮り方のレクチャーを受けながら満天の星空を眺め撮影を楽しむ。Sさんはいつも一人でこの荒涼とした薄気味悪い場所で撮影されていることを実感し星景写真に対する思い入れの強さを感じた夜となった。