天狗ヶ城朝駆け

 天気予報が一晩中星空マークとなっている。彼岸の準備を終わらせ昼からくじゅうへ車を走らせる。

 

 最初の目的は、押戸石の丘での夕景の撮影。日の入り前に目的地に着くと10数台車が止まっている。家族連れ・カップル・私と同じカメラを持った人等で賑わっている。

 丘の頂上に立つと夕日が丁度地平線に沈みかけている。後から来たため良い場所は先客が場所取り済みで何とか撮影場所を決めて夕景を楽しむことが出来た。

 

 その後、三愛レストハウスで小休止して牧ノ戸登山口へ向かう。20時過ぎに駐車場に着くと20台以上の車が止まっている。前日からの車もある様だ。夕食後、南西の空に沈みかけているオリオン座と北の空に輝いている北斗七星を撮影して0時まで仮眠することにする。

 予定どおり0時に起床し、0時30分に登山開始。空を見上げると満天の星だ!!今日は、良い天の川🌌が見れそうだ。登山開始が早いため、登山道を歩いていても前後にヘッドランプの明かりが全く見えない。汗をかかない様にゆっくりペースで扇ヶ鼻分岐を通過し、西千里ヶ浜を歩いていると薄っすらと久住山が見えてきた。星も登山開始と変わらず輝いてくれている。

 久住山避難小屋に着いて中を確認すると誰も居ないし防寒対策も必要ないためそのまま御池に向かう。久住分れを通過していると天狗ヶ城の取り付き付近にヘッドランプが見える。自分が一番先と思っていたが先客がいる様だ。

 御池の淵に着き星の映り込みを撮ろうとしたが風が強くなってきてさざ波が立っているため暫く風が止むのを待つが一向に止む気配がないため撮影を諦め天狗ヶ城に足を進める。

 

 天狗ヶ城に登頂すると先客が1名で夜景の撮影真っ最中。空は雲一つ無く東の空に天の川が横たわっている。登頂から日の出まで4時間以上、強風を避けながら寒さに耐え思う存分星景写真の撮影を楽しむことが出来た。

 久し振りの朝駆け成功でくじゅうの神様に感謝!!