毎年恒例の日本アルプス遠征を計画する。
今回は、いつもの相棒以外にSさんが参加することになった。我々の遠征で女性の参加は初めてでどこに登るか検討した結果、日程と台風を考慮して槍ヶ岳に登ることにする。
【登山コース】
上高地~(槍沢)~槍ヶ岳~(西鎌尾根)~樅沢岳~双六池~鏡平~新穂高
2018年10月6日《1日目》 上高地~明神~徳澤~横尾~(槍沢)~槍沢ロッヂ
【行程】
福岡⦅自宅⦆(5日夜、車で出発)→平湯バスターミナル(08:30)→上高地(09:10)→明神(10:05)→徳澤(11:00)
→横尾(12:00-12:40 昼食)→槍沢ロッヂ(14:35)
《行動時間》6時間05分
5日19時に自宅を車で出発し、小倉でSさんと合流し平湯バスターミナルを目指す。平湯駐車場に6日7時30分過ぎに到着。(所要時間:12時間30分)
8時30分に平湯バスターミナルより上高地へ向かう。メンバーは、佐藤・Sさん・大西。
小雨の中、上高地から今夜の宿泊先の槍沢ロッヂへ出発する。
2018年10月7日《2日目》 槍沢ロッヂ~水俣乗越分岐~天狗原分岐~槍ヶ岳山荘 槍ヶ岳【日本百名山】登頂
【行程】
槍沢ロッヂ(6:50)→水俣乗越分岐(7:55)→天狗原分岐(8:50-9:50)→槍ヶ岳山荘(11:50)
槍ヶ岳往復(14:30-16:15) 《行動時間:5時間00分》
今日は、いよいよ槍ヶ岳登頂となる。台風が現地に近づいているためか天気は曇りで強風となっている。
槍沢ロッヂを6時50分に出発。整備された登山道を槍ヶ岳に向け足を進める。
時折、強風で体が飛ばされそうになりながら何とか槍ヶ岳山荘に到着。山頂は、ガスで全く見えない。天気予報は、午後から晴れとなっているため、山荘でチェックインを済ませガスが切れるのを待つ。
13時を過ぎた頃から時折、槍の穂先が見えるようになってきたため、待機していた登山者がこぞって山頂に向かいだした。今行くと大渋滞に巻き込まれるため、時間をおいて登ることにする。14時30分に山頂に向け出発。予想どおり山頂まで渋滞することなく登頂することが出来た。山頂は記念写真を撮るために20数名待ちの状態となっている。また、表銀座側のガスが切れて眺望が良くなったのと影槍にブロッケンが出たため下山する人が少なく大混雑となっている。我々もその仲間入りをして山頂で眺望を十分楽しんで下山とした。
夕食が17時となっている。日の入りと夕食時間が近いため、食堂前に一番先に並び10分ほどで食事を済ませ山荘裏の小高い場所で夕景を撮影する。すると思ったとおり槍の穂先が真っ赤に焼けてくれて素晴らしい日の入りとなった。また、暗くなって星空の撮影に山荘を出ると天の川が槍の穂先の横に待っていてくれた。槍は自分に夕景も夜景も心に残る姿を見せてくれ大満足の一日となった。
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2018年10月8日《3日目》 槍ヶ岳山荘~(西鎌尾根)~樅沢岳~双六小屋~弓折乗越~鏡平山荘
【行程】
槍ヶ岳山荘(7:15)→千丈乗越(7:55)→硫黄乗越(10:30)→⦅途中、休憩⦆→樅沢岳(11:20)→双六小屋(11:55-12:30 昼食)→弓折乗越(13:50)→鏡平山荘(14:35)
《行動時間:7時間20分》
3日目に入り3人での山旅も終わりとなる。Sさんが大キレットを通り北穂から涸沢に行くことになった。
朝食後、Sさんを見送り西鎌尾根に下る。次の目的である鏡池の撮影だ。槍を振り返りながらの下山となるが双六小屋まで起伏のある尾根道で体力を思ったより使ってしまった。
鏡平山荘に着き山荘前のベンチでプライスダウンした生ビール(900円→700円)を飲むがこれがとても美味しい。そのまま夕食を自炊し夕景の撮影に備える。日の入り時刻前に鏡池に行くと槍穂高連峰はガスに覆われて見えない。暫く待っていると日の入りギリギリになり奥穂側から槍方面に向けガスが切れてゆく。これで何とか日の入りの撮影が出来て山荘に一旦戻ることにする。
外が暗くなり消灯を支配人に確認し鏡池に再度向かう。鏡池に着くと人の気配は無く自分だけの様だ。暫くすると2人組が撮影に来たため、暗闇の中に一人でいたので気分的に少し安心する。写真撮影は、新月だが槍穂高の稜線がハッキリ見え天の川も確認できるため、池に映り込む風景を思う存分楽しんだ。
撮影後、山荘に戻り事前に買っておいた日本酒を食堂で飲んでいると支配人が来られたため、山の話を15分程度することが出来て有意義な時間を過ごすことが出来た。
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2018年10月9日《4日目》 鏡平山荘~シシウドが原~秩父沢~わさび平小屋~笠新道登山口~新穂高温泉
【行程】
鏡平山荘(7:20)→シシウドが原(8:10)→秩父沢(9:00-9:15)→わさび平小屋(10:50)→新笠新道登山口(11:00)→新穂高温泉(12:00) 《行動時間:4時間40分》
今日は、最終日で新穂高温泉への下り。見頃を迎えた紅葉の登山道を、昨日下ってきた槍ヶ岳から西鎌尾根を振り返りながら写真を撮りながら下山した。
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