天狗ヶ城朝駆け

 2週間前は、新月で星空と日の出を狙いに天狗ヶ城へ朝駆けしたが、今回は満月と皆既月食を楽しんだ後に日の出を迎える計画で御池へまず向かうことにする。

 2時10分に牧ノ戸登山口を自分を含め3名で出発。気温は18℃で少し蒸し暑く感じる。空を見上げると雲が少しあるものの満月がハッキリ見える。皆既月食が期待できそうだ。また満月の左下に火星も輝いている。

 沓掛山を過ぎ扇ヶ鼻分岐手前で西空を見上げると満月がガスに遮られ見えなくなっている。気持ちが少し萎えてくる。星生崎下に着くとガスで前がほとんど見えなくなり満月の撮影を諦める。久住山避難小屋に入りガスが切れるのを待ちながら日の出まで1時間程度時間調整をすることにする。

 日の出に合わせ4時40分に小屋を出るとガスが切れて久住山がうっすらと見えだした。慌てて天狗ヶ城を目指す。日の出前の5時過ぎに登頂すると山頂はガスが西から東へ強い勢いで流れて行く。視界が利かずこれでは日の出は期待できない。日の出時刻を過ぎた頃からガスが切れ始め中岳が見え隠れしだした。

 今回もノリウツギの開花状態が良い山頂下の前回とほぼ同じポイントで三脚を立てる。太陽が大船山上空に昇ったところで強風の中ガスが時折切れ出したため暫く撮影を楽しむ。日の出の撮影を楽しんだ後、山頂に戻るとブロッケンが出そうな状況になったためカメラを構えていると薄っすらとブロッケンが現れた。暫くブロッケンを楽しんで下山することにする。久住山避難小屋で朝食を摂り扇ヶ鼻で花散策を行ない下山となったが、登山中の気温は20℃以下で快適な山行となった。

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