天狗ヶ城朝駆け

 九重ヒュッテに3連泊目となった。昨日は、扇ヶ鼻に夕駆けをする予定だったが夕方の西空は雲が厚く垂れこめていたため、夕駆けは断念し天狗ヶ城へ朝駆けすることにした。

 夕食を早めに切り上げ21時に就寝し、1時15分に起床する。身支度を整え牧ノ戸登山口に車を走らせる。駐車場に着くと月曜日と言うのに8割程度埋まっている。この時期の久住山方面は凄い人気だ。

 2時15分、登山開始。気温は8℃で空を見上げると月明かりの中、北斗七星・カシオペアがハッキリ見える。今日も2日前と同様に天気が良さそうだ。沓掛山に着き前方を見ると先行者のヘッドランプの明かりが2グループ程見える。ブロッコリーの丘で10名程の若い男女が賑やかに休憩中で先に行かせてもらう。丁度1時間で扇ヶ鼻分岐を通過する。最近の通過時間としては順調だ。久住山避難小屋で一息入れて、天狗ヶ城へ向かう。

 4時15分、登山開始から丁度2時間で天狗ヶ城に登頂。既に4名の方がカメラを構えている。山頂より360度見渡すと東方面に雲海があり絶好の撮影日和となった。防寒対策を済ませて撮影ポイントを探す。第一候補の場所は、既に確保されていたため第二候補のポイントに移動すると丁度満開のミヤマキリシマが出迎えてくれた。この場所で日の出まで移動することなく撮影を楽しむ。撮影に満足したところで中岳への移動を考えたが下山して星生崎下で朝食を摂りながら撮影を行なうことにする。天狗ヶ城より下山中に日頃撮影したことが無いポイントで足を止めてミヤマキリシマと久住山を入れ撮影する。のんびりした単独登山のため色々構図を考え撮影しながら足を進める。

 星生崎下に到着しミヤマキリシマと久住山を入れて撮影する。一息入れて朝食を摂りながらこの場所で一緒になった地元の登山者の方と暫くくじゅうの話をする機会に恵まれた。色々なくじゅうの話を聞くことが出来て有意義な一時となった。お互いにあいさつを終え沢山の登山者が登ってくる登山道をピンクに染まった景色を眺めながら下山した。

【今日のコース】  

牧ノ戸登山口(2:15)~沓掛山~扇ヶ鼻分岐(3:15)~久住山避難小屋(休憩)~天狗ヶ城(4:15-5:40 撮影タイム)~扇ヶ鼻分岐沓掛山~牧ノ戸山口(9:30)

 [所要時間]7時間15分 

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