天狗ヶ城朝駆け

【今日のコース】

牧ノ戸登山口(2:30)~沓掛山~扇ヶ鼻分岐~久住分れ~天狗ヶ城(4:40 休憩)~池の小屋(休憩)~稲星越分岐~鳴子山(休憩)〜稲星越分岐~池の小屋~久住分れ~扇ヶ鼻分岐~沓掛山~牧ノ戸登山口(13:20) 《行動時間》10時間50分

 

 梅雨真っ只中、天狗ヶ城への朝駆けと鳴子山へオオヤマレンゲ鑑賞を計画する。いつもの様に金曜日に仕事を終え相棒Sと基山PAに20時待ち合わせで九重ヒュッテに車を走らせる。22時前にヒュッテに到着し直ぐに温泉に入り約3時間仮眠をとる。1時45分に目が覚め空を見上げると天の川がハッキリと見え曇りの予報が星空へと変わっている。支度を整え牧ノ戸登山口に向かう。駐車場に到着すると星空は無くなり廻り一面ガスに覆われている。阿蘇方面から強く吹き上げてくるガスが原因だ。

 日の出時刻に合わせ2時30分に登山開始。ガスの中、順調に足を進め1時間強で扇ヶ鼻分岐を通過する。西千里ヶ浜を過ぎ久住分れに着くと北千里ヶ浜からの吹き上げの風が強い。横殴りの風に耐えながら2時間10分で天狗ヶ城に登頂。強風とガスは相変わらずで5時過ぎの日の出時刻になってもこの状況は全く変わらないが時折中岳が薄っすらと顔を出してくれる。ガスが切れるのを相当待つが状況が変わらず好転しそうに無いため、天狗ヶ城を諦め池の小屋に向かう。

 池の小屋に着いて朝食を済ませ第2の目的地鳴子山を目指す。途中、前日までの雨に濡れたノリウツギの中を濡れながら稲星越に到着する。ここから先がお楽しみのオオヤマレンゲコースとなる。登山道を歩いているとドウダンツツジは既に終わりを迎えているが日陰になる場所では我々を楽しませてくれる。展望台を過ぎ最後の岩場を過ぎた処でいつもの様にオオヤマレンゲが出迎えてくれた。既に枯れている花もあるが蕾も沢山ある。辺りを動き回りながら開花状態が良い花を見つけながら時間を忘れ写真撮影を楽しむ。満足したところで少し先の鳴子山山頂を目指す。

 鳴子山に着くとガスも切れ始め眺望が利くようになり大船山・坊がツルが見えるようになった。山頂からの素晴らしい景観を軽食を摂りながら暫く楽しみ人気の無い登山道を戻ることにする。オオヤマレンゲの撮影地点で今日初めてご夫婦の登山者と出会う。入山規制になっている本山登山道を登って来られたとのこと。特に問題になる場所は無かったと聞いて入山規制となっているコースの危険な具体的な場所と状況を知らせるべきだと思う。

 今日は、くじゅうの西側から東端まで平坦なロングコースをゆっくり時間をかけて楽しむことが出来た。朝駆けは撃沈したが森の貴婦人オオヤマレンゲを堪能できくじゅうの神様に感謝!!

 九重ヒュッテに戻ると昼食の準備をしていてくれて焼きサンドイッチを美味しくいただいた。また、夕食は炭火焼で色々な食材が串刺しになっていてそれを自分たちで焼いて食べる九重ヒュッテでは初めての経験で結構楽しかった。ご馳走様でした!

 それから宴会を終え寝静まっているところに大地震が発生!みんな布団から飛び起きてワイワイガヤガヤの大騒ぎとなった。震源地は産山村で震度は5弱、その後揺れることなく朝を迎えた。それにしても木造の家屋はよく揺れるなぁ~

 翌日は、ゆっくり起床し朝食後、くじゅう近郊をドライブし花散策を楽しみ帰路についた。参加者のみなさんお疲れ様でした。

オオヤマレンゲ

鳴子山より坊がつる方面を望む    白口岳(左)・坊がつる(中央下)・平治岳(坊がつる右上)

名残りミヤマキリシマ

【フォトギャラリー】       ※写真の上をクリックすると拡大します。