平治岳本峰山頂より九重連山を望む
【今日のコース】
男池登山口(10:40)~かくし水~ソババッケ~大戸越(休憩)~平治岳南峰(休憩)~平治岳本峰(休憩)~平治岳南峰~大戸越〜ソババッケ~かくし水~男池登山口(17:30) 《行動時間》6時間50分
前日、中岳より平治岳を眺めていると平治岳が自分を呼んでいる様に思えた。そこで9日午前中に帰宅するつもりでいたが九重ヒュッテで朝食を済ませた後、思い立って平治岳に向かう。おいちゃん家の挟間田さんにもお会いしたかったため男池から登ることにする。10時30分前に男池に到着すると駐車場は満車で挟間田さんにご挨拶をして駐車場所を教えてもらう。平日と言うのにくじゅうは何処の駐車場も車で溢れている。今年はミヤマキリシマの花の付きも良く好天が続いているため特に登山者が多い様だ。
おいちゃん家で朝のご挨拶をして男池登山口より入る。まず男池で一日分の水を補給し上の台を通過していると新緑が目を和ませてくれる。この時期の上の台は特に好きだ。かくし水に着くと数名休憩中で先に行かせてもらう。ソババッケで一息入れていると朝一番に登ったと思われる登山者が次々に下山して行く。ここから先は徐々に急登になるが順調に高度を上げ大勢の登山者で賑わっている大戸越に到着する。ここで軽食を摂りながらピンク色に染まった平治岳南峰斜面を眺める。大戸越のミヤマキリシマは既に枯れかかった株が少し観られるが頂上付近は良さそうだ。一息ついて時計と逆回りの登山ルート(一方通行)に入るが先行者が多くゆっくり景色を眺めながらの登りとなる。何とか平治岳南峰に到着し、下山時の撮影は考えていないため早速写真撮影に入る。山頂のミヤマキリシマの開花状態は、少し枯れかかっているもののまだまだ目を楽しませてくれる状態だ。南峰での撮影に満足したところで本峰に向かうが、途中、鞍部で見頃を迎えた沢山のミヤマキリシマに出合いここで暫く撮影を行ない中々前に足が進まない。
14時30分、平治岳本峰に登頂。登頂まで4時間弱かかってしまったが、この素晴らしい光景に出合えば仕方ない。本峰でも思う存分ミヤマキリシマの開花を楽しみながら撮影を行ない時間を忘れてしまいそうになる。昼を過ぎて登山者が段々減っていく中、15時30分に本峰を後にする。おいちゃん家の閉店時間を事前に聞くと17時過ぎまで開けているとのことだったため、急いで下山するが大戸越まで30分、ここから男池まで1時間30分かかり2時間で男池登山口に下山すると店を開けて待っていてくれた。おいちゃん家の前にTV局の車が横付けしている。話を聞くと男池で大分放送の生中継がありおいちゃんがインタビューを受けたそうだ。そんな話を聞きながら美味しいコーヒーをいただき満足したところで九重ヒュッテに戻る。
九重ヒュッテに着くと先客は既に夕食中で、また相棒Sが今夜泊まるらしく廻りから宿泊を進められたため泊まることにする。ここでの3連泊は40年程通うが初めての経験となる。相棒Sが到着し遅めの夕食となったが他の登山者と話が盛り上がり楽しい一夜となった。やっぱり九重ヒュッテは良いな~くじゅうに感謝!
平治岳南峰より本峰を望む
平治岳南峰より坊ケツルを望む