ストロベリームーン前夜と久住山
【今日のコース】
牧ノ戸登山口(12:50)~沓掛山~扇ヶ鼻分岐~西千里ヶ浜~久住分れ~天狗ヶ城(休憩)~中岳(休憩)~慰霊碑〜久住分れ~西千里ヶ浜(休憩)~沓掛山~牧ノ戸登山口(20:50) 《行動時間》8時間00分
ミヤマキリシマのシーズンを迎え登山者で混雑する午前中を避け午後から夕駆けを計画する。今夜は満月前夜で雲が出無いことを祈る。
7日(水)に仕事を終え九重ヒュッテに向かう。8日午前中におにぎり弁当203個の注文がお食事処「野尾野」に入っているため、猫の手でも欲しいとのことで手伝いをする。夜中からの作業で数名の応援があり無事に納品時間の11時前に指定の場所に届ける。
その後、昼食を済ませ予定どおり13時前に牧ノ戸登山口より夕掛けを開始する。沓掛山に着いて遠くを見渡すと扇ケ鼻・星生山西斜面がピンク色に染まっている。先週より開花が進んでいる様で喜ぶ。そのまま足を進め扇ケ鼻分岐に到着し扇ケ鼻に行くか迷ったが昨年十分に満足した場所だったこともありスルーして天狗ケ城に向かう。
天狗ヶ城山頂に到着すると登山者は誰も見当たらず独り占めで景色を楽しむ。楽しみだったミヤマキリシマは三俣山方面の北斜面は満開状態だが御池側はまだまだ蕾の状態で開花までには時間がかかりそうだ。一息ついて中岳に向かう。中岳までのルートも開花は今からと言った感じで今年は暫く楽しめそうだ。中岳に到着し廻りを見渡すと稲星山東斜面のピンク色が素晴らしい。遠くに見える平治岳も満開の様だ。暫くすると一人の登山者が登って来た。神奈川県からの方で今夜は久住山避難小屋でビバークするとのことで夜の気温は一桁台になるのを告げても気持ちは変わらないようで他人事ながら心配する。今夜は日の入りと月の出が殆ど一緒になることと星生山山頂付近で月の出を待つと中岳から月が昇る予定だったためここに決めていたが、久住分れ辺りに北千里ヶ浜からガスが頻繁に流れてくるためこの場所を諦めいつものポイント西千里ヶ浜に決める。その時刻になり東から月が上がり西に日が沈む光景を同時に見ることが出来て感激すとともにくじゅうの神様に感謝!池の小屋の神棚に手を合わせてきてご利益があった様だ。この場所で暗くなるまで時間を忘れてシャッターを切る幸運なひとときを過ごすことが出来た。
時が過ぎ月も久住山山頂上空まで移動したため、私の帰りを待っていてくれている九重ヒュッテを思い出し急いで牧ノ戸登山口に下山する。約束時間の21時丁度に九重ヒュッテへ到着し、温泉に浸かりいつもの様に山の話で盛り上がり楽しい一夜となった。今日一日、素晴らしいくじゅうの風景に出会えて感謝!