扇ヶ鼻夕駆け

 くじゅうの山々の紅葉もそろそろ終わりに近づいてきた。今年は平年より10日程度遅く感じる。大船山の夕駆けは早すぎたし、その後の土・日は曇りか雨でくじゅうの紅葉の写真が今年は撮れないのではないかと焦る。そこで天気予報は曇りとなっているが30日日曜日が出勤のため、一縷の望みをかけてくじゅうへ向かう。

 朝起きてくじゅうのライブカメラを色々と見てみると三俣山・九重連山は雲で覆われている。10時に家を出る。10時30分に基山PAで相棒Sと待ち合わせ牧ノ戸駐車場に12時過ぎに到着。駐車場は満車で駐車スペースが空くのを待つ。暫くして駐車スペースを確保出来13時過ぎに出発。途中、ガスが切れたりする中、扇ヶ鼻分岐手前で星生山西斜面を入れて色付いている紅葉の写真を撮る。大岩付近の紅葉は終わっている様で少し物足りない。撮影も落ち着いたところで扇ヶ鼻の定点ポイントに向かう。

 到着すると久住山が流雲で見え隠れしている。ここからは雲の流れを見極めながらシャッターチャンスを待つのみ、雲との我慢比べが続く。暫くしてガスが切れなくなったため、扇ヶ鼻山頂へ移動する。記念撮影後、強風を避けながら休憩を取りガスが切れるのを待つ。ガスが一向に切れないため、日の入りまで待つつもりでいたが諦めて17時過ぎに扇ヶ鼻を後にする。濃霧の中、ヘッドランプを点けることなく暗がりの中18時過ぎに下山となった。