2年ぶりに北アルプス遠征を計画する。今回も前回同様SOコンビで出かけることにする。当初は、剣岳・立山を登った後、折立より黒部源流(薬師岳~雲ノ平~水晶岳~鷲羽岳~黒部五郎岳)を縦走する予定だったが、立山・剣岳を下山すると天気が長期間悪いため、黒部源流縦走は諦めて新穂高ロープウェイを利用して西穂高独標を登って帰福した。黒部源流縦走は次回持ち越しとなった。
2015年9月12日 立山(雄山・大汝山・富士ノ折立)登山
【行程】
福岡(11日夜車で出発)→立山駅→室堂(登山開始)→一ノ越→立山(雄山~大汝山~富士ノ折立)→真砂岳→別山→剣沢→剣山荘 《行動時間》6時間40分
立山駅を出発
11日20時45分自宅を車で出発し、立山駅を目指す。立山駅に12日8時30分着。(所要時間:11時間45分)
2015年9月13日(日) 剣岳登山
【行程】
剣山荘→一服剣→前剣→〈カニのたてばい〉→剣岳→〈カニのよこばい〉→前剣→一服剣→剣山荘 《行動時間:6時間10分》
いよいよ憧れの剣岳山頂を目指す。天気は曇りで強風となっている。視界は余り利かない。
朝6時過ぎに剣山荘を出発。順調に一服剣を通過。ここから急なガレ場と鎖場の連続となる。登っていると登山者が下りてくる。話を聞くと強風のため、前剣で引き返したとのこと。この様な登山者と5~6名すれ違う。早月尾根からの海側の吹き上げが相当強そうだ!とにかく前へ進む。
前剣に予定より30分早く1時間20分で到着。視界が全く利かない。また風も相当強い。ここからが前剣の門、平蔵の頭、カニのたてばいと難所が続く。鎖場も少し濡れて来て慎重に足を運ぶ。
無事、剣岳に登頂。所要時間は、休憩を含め3時間20分。山頂は、人の姿は無く我々2名のみ、相変わらず視界は利かず風が強い。記念撮影の後、少し休憩を取り午後から雨の予想のため早々に下山を開始する。
カニのよこばいの取り付きで早月尾根から登って来た大学生のパーティに追いつく。我々が登っている時に山頂下で休憩していたメンバーだ。下り一番の難所の為かここから渋滞し暫く待ち状態の下山となる。カニのよこばいが終わりハシゴを降りたところで大学生が休憩に入り、先に進ませてもらう。前剣を過ぎ、一服剣の手前で小雨が降りだしザックにカバーを被せる。ここからの鎖場は雨で濡れ手袋はビショビショになり手に冷たさが伝わってくる。難所も終わり小雨の中、無事、剣山荘に下山となった。
2015年9月14日(月) 室堂へ下山
【行程】
剣山荘→《剣御前東斜面ルート》→別山乗越(剣御前小屋)→《雷鳥坂》→雷鳥平→室堂ターミナル→立山駅→国民宿舎白樺ハイツ(泊)
前夜は剣岳登頂後とあって夕食時にSと祝杯となった。ビール・立山ワイン・日本酒がとても美味しかった。
朝食をゆっくり摂り、7時45分に剣山荘を出発。天気は快晴。コースは剣御前東尾根ルートで下山する。途中、剣岳の雄姿を撮りながら別山乗越へ到着。室堂側を眺めると眺望も良く遠方に雲海が広がっている。少し休憩を取り、雷鳥坂を下山。急坂の下山中にナナカマドの赤い実と色付き始めた葉で秋の気配を感じながら雷鳥平に到着。ここで軽食を摂り、室堂ターミナルへ最後の登りをゆっくりと進む。観光客でごった返す室堂ターミナルに到着後、休む間もなくトロリーバスで美女平経由立山駅に無事到着。ここから車で宿泊先の国民宿舎薬師の湯白樺ハイツに入りゆっくりと体を休めた。
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